プロ家庭教師、極限が分からん (>_<)

昨日、須磨学園高校の2年生Y君とオンラインで勉強。(←コロナが再拡大して、8月1日からzoom授業に切り替えています)

テストで出された問題で、うまく解けなかった数題をいっしょに考えました。つぎつぎと説明・解答し、理解してもらえました。

ところが、たった1題だけ、すぐには解けなかった問題が残りました。

これです(↓)


この種の問題は、たいてい対数の底が同じ数になっています。ところがこの問題は、底が「2」と「3」。

「2」と「4」なら、なんとか打つ手がありそうですが、、、、、、

底の変換公式の利用で式変形したり、あれこれ考えてもうまくいきません!

この{  }内の式は、x が大きな数値なら、かなりゆったりとした単調増加関数になりそうです。だからといってこれが無限大に発散するとは限りません。

う~ん、結局、解けずじまいです。

学校のテスト問題、超難問というわけではなさそう。まさか作問ミスでもありますまい。

生徒に聞かれた問題が解けないなんて、長い間ありませんでした。家庭教師失格かも?と自信喪失。

慢心することなくさらに研鑽に努めなければと、思った次第であります。

 

iKnow! で 11000 items 達成 (^^)/

英単語アプリ「iKnow!」 毎日まいにち短時間ながらも続けておりましたら、本日めでたく目標にしていた「11000 items」 にたどり着きました。


10000語に届いたのが昨年の5月28日でしたから、それから一千語積み上げるのにおよそ1年3ヶ月かかったことになります。牛の歩みですね。

次の目標は12000語です。

三角形の交点の位置ベクトルを暗算で(最終回)

最後にもう一つの例を示しておきましょう。
「Study-upノート数学B」(数研出版)の問題です。

標準的な解答は、次の通りです。

 

キノシタ式(?)インチキ解法は
この図形(↓)の

両サイド \overrightarrow{a}\overrightarrow{b} の、下半身(?)の数字を同じ数字「6」(2と3の最小公倍数)に揃えます。

こんなふうに、あっという間に答えは求められます。

共通テスト(旧センター試験)が近づく12月に、これを教えると「もっと早くに教えてよ! めっちゃ楽やンか!」と生徒からののしられます(^_^;)

たしかに穴埋め形式・マーク方式には有効でしょう。しかし、ベクトルの性質を学ぶという本来の目的から外れていますし、ほかの種類のベクトルの問題に対しても役には立ちません。

便利な方法よりも、汎用性のある正統な考え方をしっかりマスターしておくべきです。

 

 

 

三角形の交点の位置ベクトルを暗算で(2)

そのインチキ解法とは、内分点の比の値をそのまま利用するだけの方法です。

たとえば、数研出版の教科書の「応用例題3」なら、こんな具合です。

東京書籍の教科書「例題2」ならこうです。

第一学習社の教科書「探究例題11」の場合は、

このままではうまくいかないのです。一手間かけて、両サイド \overrightarrow{a}\overrightarrow{b} の、下半身(?)の数字を同じ数字「2」に揃えます。

このようにして、内分点の比の値を簡単に組み合わせるだけで  \overrightarrow{op} の位置ベクトルが求められます。

馴れれば、暗算で求めることができてしまいます。

三角形の交点の位置ベクトルを暗算で(1)

「ベクトルと平面図形」を勉強していると、必ず出くわす定番問題があります。
どの教科書にも参考書にも、絶対ありますよ。

このタイプです。

数研出版の教科書です ↓ )↓

どの教科書も \overrightarrow{op}
s:1-st:1-t と置いて、二通りに表し
2つの位置ベクトルが等しい ⇔ \overrightarrow{a} の係数同士も \overrightarrow{b} 係数同士も等しい
と考えて
 \overrightarrow{op}\overrightarrow{a}\overrightarrow{b} で二通りに表すことできまることに基づいて解答しています。

(東京書籍の教科書です ↓ )

第一学習社の教科書です ↓ )

どの教科書も同じ方針です。

赤チャートもです(↓)


別解として、メネラウスの定理や直線上の位置ベクトルの係数の和は1となる、を利用してやや簡単に解く方法もあります。(赤チャートです↓ )

 

 

さらに、裏ワザ・早ワザ満載の「共通テスト必勝マニュアル数学ⅡB」(東京出版)には面積比と線分比を利用したテクニックも紹介されています。

ただ、「分かりにくい」という生徒もいるので、別のインチキ?解法を伝えることが多いです。(次回に続く)

 

eisuukinoshita.hatenablog.com

 

 

 

天才ガウス少年は、いくつまでの和を一瞬で答えたのか?

天才数学者ガウスの幼い頃のエピソードで、有名なのがありますね。

算数の授業で、先生がちょっと楽をしようと思い、生徒たちにこんな課題を出しました。
「1から100までの数を全て足した数を計算しなさい」

小学生が、この計算をするのはたいへんです。先生は、しばらく休憩タイムだな、と思ったことでしょう。

しかし、少年ガウスはたちどころに、「できました」と答え、先生が半信半疑で確かめに行くと「5050」という正解が書いてありました。

その方法は
  1 + 2 + 3+・・・・・+99+100

 その順番を逆にした
 100+99+98+・・・・・+ 2 + 1
の和は
101+101+101+・・・・・+101+101
すなわち101が100個なので
101×100=10100

これは
1 + 2 + 3+・・・・・+99+100
を2回足したものなので
求める和は
10100÷2=5050

一瞬にして、こんなことを思いつくなんてすごいです!


このように、多くの本で「1から100までの和」を計算した、と少年ガウスのエピソードが書かれています。

しかし、むかし私が読んだ中には、「1から50」までの和と書いてあったのもありました。

そして、最近読んだ本「連分数のふしぎ」には「1から40まで」と書かれています。

小学校の先生は、いくつまでの和を求めさせたのか、真相は「?」ですね。


なお、木村 俊一 「連分数のふしぎ 無理数の発見から超越数まで」 (講談社ブルーバックス)は、それほど難しくなく(←基本は分数ですから)しかも興味深いお話しがてんこ盛りの好書です。

 

 

うン十年ぶりのラジオ体操へ

「公園で夏休みラジオ体操をします」という掲示板の張り紙を見て、年甲斐もなくその気になりました。

芦屋の前田公園、朝の6時過ぎに着くと、私のような年配者ばかりじゃないですか。

6時半に始まるラジオ体操。5分前くらいから、ようやく子どもたちがわらわらと集まってきました。それでも高齢者数>子ども数です。

今も変わらぬラジオ体操の音楽が流れると、しぜんと老体が動くのが我ながら不思議。(第2体操は、かなり忘れていましたが、、、、)

 


若かりし頃は、ラジオ体操なんて運動にならん、となめてましたが、この年になると十分な運動でありました。

明日も行こうかな? 体は固いが、若い頃より早起きだけは得意になってます。