「学力評価の最前線」(電子情報通信学会誌12月号)

所属している電子情報通信学会の会誌が送られてきました。今月号は、めずらしく教育工学関係の小特集でした。題して「学力評価の最前線」。


学部と大学院では自動制御関係の研究室に所属していたものの、自由な気風のおかげで、僕は勝手に教育工学関係の研究をしておりました。いまでは当たり前となっている、コンピュータを使ってのテスト処理・教育評価などのことをやっていたように思います。


今月号には、当時大学におられた永岡慶三先生も「グループ学力」という解説を書かれています。添えられているお写真は、やや額が広くなっている他はほとんど変わりがありません、お若いです。


永岡先生の師匠?に当たる藤田広一先生の「教育情報工学概論」を当時何度も読んだ記憶があります。とにかく教育工学関係の本は少なく、あっても教育機器の利用についてのものがほとんどでした。そんななかでこの本は、得られた教育データをどう情報処理するかにも言及したものだったと思います。


こんなこともあって、工学部なのに教育に関心が向いて教師の道を選んだのかもしれません。