先週、数研出版発行で、東北大学の入試問題を題材としたのに誤りと思われるものをたまたま見つけ、その旨ハガキで連絡しました。
数日後、丁寧な文面で「確認させていただきましたところ、ご指摘の通り誤りでございました。ご迷惑をおかけしまして、申し訳ございませんでした。早速、修正させて頂きたいと思います。」とお返事を頂戴しました。
家庭教師でどのような教材を用いるか。僕は、その生徒が学校から指定されたもの、あるいは市販の売れ筋のものしか用いません。
その理由は、多くの人の目(とくに学校関係者)に晒されているので、誤りが少ないからです。版を重ねているものは、それだけ多く売れているということですし、こまめに修正がなされています。
ただし、修正がなされるまではその誤りが周知されないことは問題です。いまはインターネットが普及し、各出版社はホームページを持っているのですから、そこでミスプリなども含めて「正誤表」を公表すべきと僕は考えます。
でないと、学習者に間違ったことを教えてしまうことや無用の混乱を与えてしまうことになりかねません。
こまめに誤りの訂正をホームページに掲載されている「東京出版」(月刊誌「大学への数学」などを発行)の姿勢を、他の出版社も見習っていただきたいと強く願うのです。