この単語はすでに死語(>_<)

先週、授業中なんの拍子からか関西弁と標準語の話になりました。「友だちどうしのおしゃべりで、だれかがムリに標準語を使うとなんか不自然で笑ってしまう。でも、本当の関西弁も消えかけているような気がする。」とある生徒が言いました。


その話を引き取って僕は『人の移動・交流が盛んになると、言葉も混じり合ってだんだん地方独特の方言が失われていきます。方言どころか、今では国際的に人・物がさかんに行き交い英語が共通語になって、日本の一部の会社では英語で会議をするようになっています。インドネシアでは、小学校の授業を公用語でない英語だけでする学校が大繁盛。大統領の演説さえ英語を交えてなされて、自国語がないがしろにされる傾向が生まれています。日本も、ひょっとするとあらゆる分野が英語化されて、日本語が衰退するかもしれませんね。』というような感想を言いました。


さらに続いて『もっと昔は、大阪弁といっても、船場の言葉、島之内の言葉、上町の言葉というように、大阪市内でも地域ごとに言葉のちがいがあって聞き分けられました。でも、市電の開通によって、そのちがいが消えていったんですよ。』という話をしました。


そのときです!「せんせ、しでんってなんですか?」って質問が…!! 一瞬、言葉につまりました。虚を突かれたのです。そう、平成生まれの生徒に「市電」は死語だったのです。

昭和は遠くなりにけり(^_^;)