10月中下旬に行われた各校の中間考査の結果が出そろいました。印象に残ったのは、P君の成績です。
P君は私立六甲高校の１年生。数学は、学年でワースト10％の常連さんだそうで、このまま数学で欠点が続くと進級にも支障が出るということで、この春わたしにお声がかかりました。
1学期の中間・期末考査は、なんとか欠点の危機は消え去りました。しかし平均点突破の壁は越えられませんでした。運動部所属でなかなか勉強時間がとれないことも理由のひとつです。
そこで夏休み、学校の宿題はさらりと済ませ(^^;)2学期学習予定の「漸化式」を先取りして取り組みました。かなり時間をとって、問題練習もたっぷりできました。2学期になって、漸化式の授業がよく理解できて問題を解くスピードも速くなりました。
今回の中間考査の結果は、入学以来初めての平均点突破(^_^)v これで、数学で点をとるためにはどうすればいいかを身をもって体験してくれたことと思います。当たり前ですが、数学の力をつけるためには、やはり一定の時間を積み重ねなくてはならないのです。
