東京工業大学第1類特別入試の数学で書かれていたこと

センター試験が終わり、こんどは2次試験に向けて、受験生の皆さんはラストスパートの日々でしょう。


今年のセンター数学は、昨年よりやや易化したように思います。数学1Aと2Bも90点をこえた人が多いのではないでしょうか。


さて、数学の2次試験。センターのマーク形式から記述式に気持ちを切り替えて、良い答案になるように毎日練習しましょう。


良い答案とは、東京工業大学第1類特別入試の数学問題用紙の冒頭に毎年書かれている以下の文章に要約されます。


「この試験は現時点での諸君の論理的理解力の習熟度を測るためのものであり、乱雑に書かれているのではその役にたちません。できるだけ丁寧な字で、採点者が論理を追い易いように各自工夫し、結論をはっきり記述して下さい。」


逆に言えば、悪い答案とは、計算過程だけが書きなぐってあるような計算用紙的なものです。


どうしてその式が成り立つのか、その理由が明確に述べられているような答案が好ましいのです。採点者は受験生に答を教えてもらいたいのではなく、受験生がその答をどのような思考を経て得られたのか、そのプロセスを見たいのです。


今からの1ヶ月が、グンと力が伸びるときです!受験生のみなさん、合格答案作成を心がけがんばってください!