香港3日目

今朝も[蓮香楼]へ出かけました。染みのついた品書きにも、このお店の歴史の重みが…(^^;) 

昨日のテーブルの席がほぼ埋まっていたので、その隣へ。

選んだ点心は2品。蠔油叉焼飽(チャーシューまん)と名前は分からないエビの入った蒸し物(←見た目もきれいで美味しい!)。





きのう同席のおじさんたちが覚えてくれていて、店を出るときに軽くご挨拶。



さて、今日は、香港の郊外へ出かける予定です。活気と喧噪の香港市内。でも、ちょっと郊外に出るとひなびた風景が広がります。僕のお気に入りは長洲島ですが、今回は娘のお勧めで大澳(タイオー)にしました。香港空港があるランタオ島の西端に位置します。

地下鉄「東涌」駅からバスで向かうのが一般的らしいです。でも、時間もかかるし幼児もいるのでタクシーを利用しました。

道を進むにつれて、郊外度?も上昇。野良犬ならぬ野良牛を窓から見たときはびっくりです。


小1時間で到着。タクシーは2000円程度だったように思います。安い! 休日は観光客で賑わうそうですが、今日はそうでもありません。細い通りには、海産物の乾物などをならべたお店がぎっしり。干物の匂いが漂います。


ぶらぶら歩いたあとはお昼ご飯。娘が前回利用した[威尼斯海鮮酒家]というお店に入りました。

まずは蝦の炒めたもの。これが美味しい!なんの味付けなのでしょう、香りがいいです。殻をむいた指まで思わずしゃぶってしまします。

僕の好物である魚の清蒸もできるというので、注文したら、「店の外に出ろ」との身振り。すぐ近くの魚屋さんで魚を買うのです。ほぼ2千円のお魚を選んで調理してもらいました。しばらくかかってこんなお姿で出てきました。うまい!!


ご飯も注文しようかなと思っているとタイミング良く「白飯はいるか?」と聞いてきました。心得ていらっしゃる。ご飯に、この清蒸のお汁を掛けたものが美味しい! 香港料理でいちばんの好物かも。

「野菜も食べなきゃ」とお店の人に言われて、言われるがままのものを注文。なんの変哲もないものですが、炒めただけでなく、スープ煮のような感じでこれもおいしい!


最後に炒飯が出てきました。蝦醤を使っているのか、香りが独特でおいしい! さっき白いご飯を食べたのに、こっちもワシワシと食べたくなります。

お店はチープな感じで、お料理も見た目はいまいちでそれほど期待していませんでしたが、満足・満腹でお店をあとにしました。

お店が並ぶ通りをぬけてからぶらりぶらりと歩いていくと、いかにも漁村の景色が広がります。調味料で有名な「李錦記」初代の跡地と言われているところも残っています。

これは大澳特産の蝦醤を造っているところだそうです。先ほどの炒飯の匂いが強くします。

どんどん歩いて行くと、この漁村に似つかわしくない真っ白でオシャレな建物が見えてきました。斜行エレベータに乗ると「 大澳文物酒店 (Tai O Heritage Hotel)」というホテルでした。

100年以上前に建てられた旧大澳警署を改装保存してホテルとして生まれ変わったということです。こんどここで2泊ほどしてみたいなぁと思ったとたん、娘が「いっぺん泊まりに来ようかなぁ」と申しました。似たもの親子ですね。

レストランもあるので、外のテラス席でジュースとアイスクリームでちょっと休憩。おいしいです!

 風も爽やか、緑も美しく、気持ちがいい。ここまで足をのばして良かったです。

また、タクシーで東涌駅まで戻ります。楽しい遠足でした。




このあと、ちゃちゃ(娘のお友達の犬で、たまに孫と遊んでくれるのです)にお土産のドッグフードを持ってきたので、茘枝角に戻って渡すことにしました。いきなり知らないおじさんが「ちゃちゃ!ちゃちゃ!」と言いながら撫で回すので、ちょっと怯えているようでしたが、吠えもせずとってもお利口さんでした。


ちょっと疲れていましたし予約も面倒なので、晩ご飯は出かけずに娘の家で食べることに。家族でゆっくりできました。こうして3日目がおわりました。