教師の禁句

7月10日に書いたように、教師が生徒に向かって「穀潰し!」「アホである!」と言う(書く)のはいかがでしょう? 両者の親密度によりますが、原則ダメだと思います。


家庭教師はもちろん教師が最も気をつけなければならないのは、生徒の人格を傷つけるような言葉を発しないことです。


家庭教師が必要とされるのは、たいてい成績が良くない場合です。初歩的なことすら、知らなかったり分からなかったりします。たった2分前にやったことをもう忘れてしまっていることもあります。同じ間違いをなんども繰り返す生徒もいます。


「えっ!こんなことも知らないの?」「さっきやったばかりでしょ!」「ほら、また間違えた」と言いたくなることもあるでしょう。


プロの家庭教師は、絶対にそのようなことを言いません。勉強に自信がない生徒にさらに無力感を与えるような言葉を投げかけて、学習意欲が湧くはずがありませんから。


そもそも、そんなことを言う先生に「ここがどういうことか分かりません」と素直に質問できるでしょうか。


理解する度合いや速さは、生徒一人ひとり異なります。その生徒に合った説明や問いかけをすることによって「わかった!」「そういうことなんですね!」と、霧が晴れるようにスッキリしてあげるのがプロの家庭教師の仕事です。