桂米朝追善「米朝一門会」に行ってきました。場所はサンケイホールブリーゼ。
幕が上がると50人以上の紋付き姿。一門勢揃いの挨拶があって、米輔「つる」 すずめ「七度狐」 朝太郎「お笑い手品」 米平「帯久」。 中入りののち米團治の司会でゲストトーク《竹本住太夫・大村崑・飛鳥峯王・成瀬國晴・高石ともや》 とりは宗助「怪談市川堤」。初めて聞いた米平さんの「帯久」が良かったです。
息子の桂米團治も知らなかった、ゲストトークで話された大村崑のピンチのときや高石ともやが失意の際に米朝師匠が差し伸べた暖かい心遣いの粋なこと! あらためて米朝師匠の素晴らしさに感激しました。
僕が現役で働いていた頃、家族揃って米朝さんや枝雀さんの独演会にときどき出かけていたのに、もっと寄席通いができるはずの退職後のいま、かえって足が遠のいています。昔、若手だった人たちがいまや中堅・ベテラン。これからも機会を見つけて、成長ぶりを楽しみに行きたいです。