教科書の章末問題

前々回の記事で「教科書の章末問題をスラスラ解けるようになっていれば、神戸大学レベルはまず大丈夫でしょうね。」と申しました。

「そんなことを言っても青チャートくらいは仕上げておかないと……」と受験生の反論が聞こえてきそうです(^^;)

青チャートなど参考書や問題集で勉強することは良いことです。でも、教科書の隅から隅まで理解できるようになっていますか? 人に自分の言葉で説明ができますか? ここがおろそかになったまま、あれこれ手を出すのは止めた方が良いでしょう。


一橋大学は、文系のみの名門国立大学です。入試科目には数学があり、文系大学とは思えないような、高いレベルの数学も出題されます。

その一橋大の2000年に、こんな問題が出されていました。

題意の図はこうでしょう。


ところで、数研出版の教科書「数学1」の演習問題に、こんな問題があります。同一の問題と言ってよろしいでしょうね(^_^;)


もちろん、答もまったく同じ数字です。

受験生の皆さん、まず教科書を完璧に!