例題こそ命

数学参考書のスタイルは「例題」が提示され、その解答と解説が書かれてるものが多いです。学生のみなさんは、その「例題」の下にある類題・練習問題まで手が回らなくても「例題」には取り組みますね。

でも、問題集の「例題」を解く人はわずか。学校の授業でも、そこを丁寧に説明する先生は少ないようです。問題集の問題にはしっかり向き合うのに、「例題」はスルー。「もったいないなぁ〜」、とキノシタ思います。わざわざスペースを取って解説まで書いている「例題」こそ、その単元の最重要問題ではないでしょうか。

受験が迫ってきて時間がない!チャートをじっくり復習しているひまはない、総復習をどうしよう?と焦っている受験生のみなさん、学校で渡されている受験用問題集の例題だけでも、まず完答出来るようにがんばってみるのも一方法ですよ。

たとえば、数研出版の「メジアン数学演習受験編」や「スタンダード数学演習受験編」なら50題、「オリジナル数学演習受験編」はたったの40題です。これなら、年内に2〜4回は繰り返せる分量ではないでしょうか。