センター試験、卑怯な手(^_^;) 

N君から「2017年センター試験数学IAの追試なんですけど……」と質問。第2問の[3]がよく分からないとのことです。

「ん?2017年の追試、解いてみたかなぁ?」と自問するも、記憶があやふや。

問題を調べようと月刊「大学への数字」のバックナンバーや旺文社「全国大学入試問題正解」に目を通してみても、本試験はあるものの追試は掲載されていませんでした(^_^;)

ようやく駿台の過去問題集から見つけ出しました。

本試験は解いていましたが、2017の追試は解いていないことを確認。キノシタ怠慢ですね(^_^;)

第2問の[3]これです↓


う〜ん、たしかにいっぱい記号が並んでいて圧倒されますね。

N君「解説を読めば分かります。でも時間内にこんな複雑な文字式の計算できませんよ!」とややお怒りの様子です。

各出版社の解説書やネット上の説明は、まじめに式変形で説明しています。
正統派ですね。↓



でも、ここでキノシタ語録の登場です。キノシタ語録のなかに
『シンプルなサンプルで考えよ!』
というのがございます。


この問題でも、A組はたった2人、B組もたった2人で考えます。
A組2人の得点は3点と5点、B組の2人は4点と8点、とします。

そうすれば、各統計量は簡単な中1の一学期の数学(算数?)で処理できますね。

空欄「チ」の答は、A組2人の得点を3点と5点としているので、計算はとっても簡単(^_^)v

空欄「ツ」も

実際にやってみれば、計算途中で「こりゃ、絶対14にならんぞ」というのもありますからどんどん算数計算をしていけば正答の④が見つかります。

N君「そんなにスラスラいきますかねぇ?」と半信半疑でしたが、実際にやってみれば意外と短時間でできてしまいました。

コツは、各組の平均点も全体4人の平均点も整数になるように設けることです。

裏技? インチキ解法? まぁ、マーク式ならではの方法ですね。