両負の相加平均相乗平均を利用する例の一つが、2018年関西大学後期日程の数学の問題です。
【問】
以下は赤本の解答です。
【解】
上の赤本の解は、実数条件に言い換えて、判別式Dを利用する方法です。前回引用した「スタンダード数学演習ⅠAIIB(受験編)」の例題と同じ解法ですね。
しかし、この問題の流れからして、後半部分もいかにも相加平均・相乗平均を利用せよと言わんばかりだと思いませんか?
そう考えて解いたのが、キノシタの別解です。
【別解】
解答形式が空所補充なので、実際にはこんなに厳密に考えなくても、すぐに答を書くことはできますね。