「イマージョン教育」は「CLIL」と違っていた

数日前、朝日新聞の教育面に、公立の小学校で算数も英語で勉強する取り組みが紹介されています。

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「イマージョン教育」と言って「他言語を使って。語学以外の教科を学ぶ教育プログラム」と説明がなされています。キノシタ、この教育用語をはじめて知りました。

英語教育法の勉強をしていたときに、これとほぼ同じく英語を使っていろいろな教科の勉強をする教育方法があり、それを「CLIL」(Content and Language Integrated Learning:内容言語統合型学習)と呼ぶと習った記憶があります。

このふたつ、どう違うのか?

調べてみると、「CLIL」は、母国語が定着した中学校くらいから学習が始めるのに対して、「イマージョン教育」は幼児教育からスタートする、ということです。

イマージョン(immersion)とはもともと浸すこと・浸さること、という意味で、教育分野の訳語としては「没入法教育」と辞書にはありました。(知らんかったぁ)

阪神間は、英語の早期教育にも熱心な土地柄。これをキャッチフレーズにした塾が生まれるかもしれませんね。

私としては、何語で勉強するにせよ算数・数学の理解を児童生徒がしっかりできれば、それで十分です。