入学早々、数学お手上げに

(前回の続きです)

『入学早々、数学(当時教科名は「代数」と「幾何」)があっという間に分からなくなった。いまでも「代数」(いまの数学Ⅰに該当)になぜ赤点が付かなかったのか不思議である。』というくらいの出来の悪さになったのです。

一方「幾何」の授業も、『軌跡とか作図、そして立体幾何になると、もうついていけない』ことに。

なんとか2年になってからは、どうだったか?

『2年になると、 数学は数学Ⅱ(三角関数と解析幾何)と数学Ⅲ(微分積分)を並行して受けることになりました。
数学Ⅱ担当のこの先生は、授業のスピードが速く、私にはついていけなかったが、三角関数の諸定理や公式をそれぞれきちんと証明してくれた。このことは私にはありがたかった。たくさんある公式の証明をひととおりやってくれたことで、 その場では理解できなかったことも、 あとでノートを見て理解できた。 
この頃、私は問題が解けることよりも試験で良い成績を取るよりも、定理の証明に興味があった。私には試験の点などどうでもよかった。そういう意味で開き直っていたかもしれない。
そのころ私は、もはや授業から理解する、ということはとっくにあきらめていたので、数学Ⅲ(数列・級数微分積分)は自分で本を買ってきて勉強した。』のでした。

相変わらず数学は落ちこぼれだったようですが、キノシタが思うに数学の正しい勉強法をされていますね。

(つづく)