「座右の書」でビックリ

文芸評論家の池上冬樹氏が、朝日新聞の書評欄(10月2日)で、森村誠一「老いる意味」(中公新書ラクレ)をとりあげ、「このように至るところに新鮮な箴言があり、それがなんとも力強い。老いることの勇気を与えてくれる座右の書だろう」と、絶賛。

座右の書ですよ。 これは読まねば!とさっそく購入しました。

第1章の「老人性うつ病との闘い」は作者ならではの体験が書かれていますが、それ以外は今までのいわゆる”老後本”とほぼ同じような内容でした。

ちょっとガッカリ。

ガッカリの代わりにビックリしたのは、服装に関して「ループタイはしないほうがいい」と中見出し(p210)で強くアドバイスしているのに、ご本人はしっかりループタイをなさっていることです。(下の著者の写真は、この本の帯のものです)

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ちなみに、私はループタイを一本も持っていませんし、するつもりもありません。