2年越しのコロナ禍、昨年同様、気が晴れることがあまりない1年でした。とは言え、秋以降、感染者数が減少し、対面での個人指導ができるようになり、あらためて生徒の側に座って教える大切さと喜びを再確認しました。
そんな今年を振り返って、恒例の今年の≪私的ベスト1≫を発表します。
★家庭教師お仕事部門
生まれて初めて、小学1年生の家庭教師をしたことです。元生徒のMちゃん(現在育休中)の子どもさんです。経験も自信もないのでお断りしたのですが、「ぜひ!」と言われてお引き受けしました。それに、おいしいイタリア料理やフランス料理をご馳走してもらった弱みもありましたから(^^;)
★美味しい部門
そのMちゃんと行ったフランス料理「北じま」(芦屋)。久しぶりのフレンチで、今年いちばんの美味でありました。
また、秋に娘と孫とで行った東急ハーヴェストクラブ 有馬六彩の「澪里」。ほとんど外で和食を食べることはありませんが、ここの和食は味も見た目も満足でした。
なお、昨年『私にとっての東西名洋食店「ハットジュンベリー」「洋食の朝日」が、逆境の中で踏ん張ってくださるように祈っています。』と書きました。願いが通じたのか、両店ともコロナに負けず元気にお店をしておられ、とっても嬉しいです。
★本部門
<国内部門>
瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」(文春文庫)
2019年度本屋大賞第一位に選ばれたのも納得のいい作品でした。読後感がいい!
(次点)
佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」(新潮文庫)
定期購読している「本の雑誌」1997年度ベスト10の第一位に輝いた小説。若い落語家の姿がほほ笑ましい。
<海外部門>
アンソニー・ホロヴィッツ「ヨルガオ殺人事件」(創元推理文庫)
年末のミステリ書評紙が選ぶ作品のトップの常連となったアンソニー・ホロヴィッツ。ことしもすごい作品でした。
<参考書部門>
鈴木貫太郎「大学入試数学不朽の名問100」(講談社ブルーバックス)
YouTubeで数学の解説を楽しそうになさっている著者が、厳選した名問とその解説を書いています。難関大受験生には挑戦しがいのある本です。
安田亨「入試数学伝説の良問100」(講談社ブルーバックス)と両方解けるようになれば、入試数学おそるるに足らずでしょう。