ちょっと時間が空いたので、テレビのチャンネルを回していると(←たとえですよ)見覚えのあるおじさんが映ってます。
半袖の白のうわっぱりを着て、髪は短め。
「えっと、…… [大はし]?」 という単語が頭に浮かんで
「たしか[大はし]の店主のような気がするぞ。」
うわっぱりの左胸の辺りにネームが入っているようなので、テレビ画面に近づいてみるも、画像が粗くてはっきりとは読めないが、大はしと読めなくもない。
いっしょに見ていたわが奥様が「大はしってなに?」と聞くので
「居酒屋。東京北千住にあって、たしか肉豆腐がうまかったんじゃなかったかな」
「行ったことあるの?よく覚えているね」
「いや、1回も行ったことないけど……」
「えっ!」と、びっくり。(そりゃそうだ)
画面はすすんで、太田和彦さんが出てます。ずいぶんお若い。
どうやらこれは、太田さんが居酒屋を巡るTV番組の再放送のようです。(ぼくは、今回が初めて)
店主と太田さんのやりとりが続いていて、お店はやはり[大はし]。場所は東京北千住。名物の肉豆腐も登場しました。
「太田さんとここのご主人とは同級生だったかな? いやいや、太田さんは長野の出身、大はしのご主人はずうーと東京だから同級生じゃない。でも、誰かと同級生だったはず。」
「そうだ!林家正蔵さんと同級生。このお店のことは著書『四時から飲み』で知ったんだ」
本をめくってみると、ありました[大はし]。
小っちゃく隅っこに店主の写真もありました。これを覚えていたんですね。我ながらあきれます。
こんど東京に行く機会があれば[大はし]に寄ってみましょう。