『親もお手上げ! 算数は難しい(>_<)』(続)

先日の『親もお手上げ! 算数は難しい(>_<)』について私なりに考えたり調べたりしました。

どうして、「長いす9つ。1つの長いすに7人ずつ……」が誤りなのか?
おそらく
7+7+7+7+7+7+7+7+7=7×9
なので、9×7の問題としてはふさわしくない、という理由でしょう。


これに対して「リボンを1人が9cmずつ使います。7人分では……」は
9+9+9+9+9+9+9=9×7
なので、9×7の問題としてふさわしい、というわけでしょう。

じゃあ、掛け算の交換法則(おそらく小学校2年か3年で習う)は、どうなんだ?と思いますよね

谷口隆さんは「子どもの算数、なんでそうなるの?」(岩波科学ライブラリー)で、実際の状況を抜きに一律に論じるのは難しいとしながらも「私個人の見解を述べれば、ペケにするのは子どもに誤ったメッセージが伝わって弊害を生む可能性が気になる。ペケにしない方がいいように思う。」との見解です。

 

キノシタ、算数教育についてほぼ素人ですが著者と同じ考えです。