「コワクラ」(阪急夙川)で、飛んで火に入る夏の虫

わたしのホームグラウンド「コワクラ」(阪急夙川)。いつものように訪れると「あっ!キノシタ先生、いいところに~!」と、いつも以上に大歓迎です。

「ふふふ、なんかしらんけど、キノシタいつの間にか人気モンになってたんか」と、一瞬いい気分になりかけましたが、いきなり「この因数分解解けますか?」と、下記の問題が目の前に差し出されました。

(x-3)(x+7)(x+5)(x-1)-960

聞けば「コワクラ」スタッフさんのお子さん(公立中学3年生)の定期テスト問題だそうです。

コワクラの上原社長が解答したのですが、その解法(因数定理利用)は中学数学の範囲外。みなさん困っていたところに、私がやってきたので“飛んで火に入る夏の虫”状態となったわけです。

置き換えることによって (x^2+4x=M) 中学の範囲の因数分解に持ち込んで解決することができ、なんとか面目が立ちました。

 (x-3)(x+7)(x+5)(x-1)-960
(x^2+4x-21)(x^2+4x-5)-960
(M-21)(M-5)-960
M^2-26M-855
(M-45)(M+19)
(x^2+4x-45)(x^2+4x-19)
(x+9)(x-5)(x^2+4x-19)

この問題、公立中学校の因数分解としては難しいですね。高校で出題されてもいいレベルでしょう。

それにしても、高校で習った「因数定理」を大人になっても使いこなせるなんて、上原社長は只者ではありません!