共通テスト数学Ⅰ、「正弦定理」使わずとも

共通テストが終わって、大学受験生は悲喜こもごも。点数計算をして志望校をどうするか悩んでいる人も多いことでしょう。

うれしいことに、キノシタこの春の大学受験生が一人もいないので、胃が痛くならずに1~3月を過ごせそうです。

さて、昨日「共通テスト数学」を解いてみました。昨年、非難囂々だった「数学ⅠA」、ことしは改善された印象です。

 

第1問(必答問題) [2] (1)の (ⅰ)

 

解答速報(You-Tubeなど含む)では、みなさん真面目に「正弦定理」から sin∠ACBを求めています。模範的な解答です。

 

 

でも、問題文から点Cの位置はどこにあっても解答選択肢からただ一つ選ぶのですから、もっとも簡単に答えられる場所に点Cを置けばよい、と考えが浮かびますね。

これが記述式の答案作成と、共通テストのような(ズルができる)マーク形式解答の違うところです。

キノシタは、点Aと点Cが中心Oを通って直径になるような場所に点C'をマークしました。

線分AC'は直径なのでその円周角∠Bは90°です。

△ABC'は 辺の比が 6:8:10=3:4:5のおなじみ直角三角形となりますから、sin∠AC'B=\frac{3}{5} と一瞬に求めることができますね。 

来年の共通テストは、どんな問題になるのでしょうか?