うすあじで美味しい赤羽

結婚してさいたま市に住んでいる娘が「遊びに来たら」と言ってくれたので、孫の顔も見たいので来ております。

最寄り駅から数駅東京よりに「赤羽」がありまして、最近読んだ本にとってもそそられるお店が紹介されていたのをふっと思い出し、朝早く娘の家からいそいそと出かけました。

その本は、林家正蔵さんの「四時から飲み―ぶらり隠れ酒散歩―」(新潮社とんぼの本)。東京の昔ながらの庶民的なお店とその魅力について書かれています。正蔵さん、文がうまい!

四時から飲み: ぶらり隠れ酒散歩 (とんぼの本)

四時から飲み: ぶらり隠れ酒散歩 (とんぼの本)

とくに赤羽の[まるます家]は、作家の平松洋子さんといっしょに出かけて対談されていて絶賛。

駅を降りてちょっと歩くと庶民的な飲食店がならんでいます。お目当ての[まるます家]は、朝9時開店のはずが閉まっているではありませんか。な、なっ、なんと定休日だったんです!もう、がっかり。

飲み屋さんストリートなので、朝早くはほとんどのお店は開いていません。しかたがないので、その辺をウロウロと偵察。一軒のおでん屋さんが営業中、なんとなく見覚えがあります。思い出しました!NHKドキュメント72時間」で紹介されていた[健ちゃんおでん]ではありませんか。



さっそく、なん品か注文。関東のお出汁は色が濃いと思っていましたが、透き通っていてしかもうす味。



ちょっとお腹も満ちたので、その辺をさらにウロウロ。美味しそうなウナギのお店[川栄]を発見。お昼ごはんは、娘の家で鰻重に。


お持ち帰りのうな重は、家についてもまだ温かい。タレの味が濃厚かなと思いきやその逆で、ウナギ本来の味が楽しめました。


たった2軒のサンプルですが、赤羽は薄味で美味しい街でした。次回は絶対[まるます家]に行くぞ!