安田亨先生2024東大入試理系数学の解説で

安田亨チャンネル【ホクソム】で安田先生が
<【2024東大数学解答速報】理科総括~この問題は凄すぎる...~>

で、今年の東大理系の入試問題を解説しています。

https://www.youtube.com/watch?v=6d-AoA9yOO8

安田亨さんは、受験数学指導の大御所。(英語で言えば、竹岡広信さんか関正夫さんでしょうか)

その安田先生が、この動画で今年の東大数学は難しいと判定しています。

多くの予備校の解答速報や個人発信のSNSでは、「例年並み」、もしくは、「やや易化」の判定している中、安田先生は難化の判定。

とりわけ最後の6番に関しては「私は解けない」と断言。氏がそう公言することは珍しいです。

その6番は「整数」に関する問題でした。

「相撲をとっていて白鵬が終わったら、こんどはゴジラが出てきたみたいな感じでさ、、、」と、おもしろい喩えで難しさを表現。

キノシタも、仕事の合間に何日かかけて解いてみましたが、一気に制限時間内で解ききることはとうていムリだな、と思います。

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さて、ここからは、来年度入試に向けての話題となります。

この6番に関連して「ホクソム」スタッフの椎茸さんが動画の中で

「今年で整数が終わりだから」
「整数、今までありがとう~」
不定方程式とかユークリッドの互除法とかは今年で最後、来年からはもうおおっぴらには出さない」
とおっしゃっています。

たしかに、旧課程にあった数学Aの「整数の性質」という単元は、新課程にはありません。

ところが数学Aの新単元「数学と人間の活動」(←なんのこっちゃ?)には不定方程式もユークリッドの互除法も記載されています。

東大の場合、数学Aは全範囲を含むので、旧来の「整数の性質」に該当するこの部分も当然出題対象となるのでは、と思います。

ただし、椎茸さんが「大阪(←おそらく阪大のこと)とかはもう出さないと言っている」というのは正しいです。
阪大は数学Aの「図形の性質」「場合の数と確率」だけが出題範囲で、「整数の性質」は含めない方針です。

ついでに言うと、数学Bの「統計的な推測」な関しては、東大は出題範囲に含めるようですが、それ以外の旧帝大は含めないようです。(あぁ、ややこしい!)