猛暑・炎暑・酷暑…どんな表現で今年の暑さを表せばいいんでしょうね。こんな話題は、暑さを余計増すだけなので、避けたいのですが、とうとう書いてしまいました、スミマセンm(_ _)m
以前、勤務していた公立高校では、当初、エアコンは校舎のごく一部にしか設置されていませんでした。校長室・応接室だけだったように思います。ただし、コンピュータの部屋もエアコンがありました。人のためではなく、装置(HITAC-10でしたっけ?)のためにでしたね。
それから、ずいぶん経ってから特別教室や職員室にも設置されました。しかしふだん授業するHR教室などほとんどの教室にはありませんでした。
いろんな人がやって来る場所で、エアコンがないのは学校ぐらいではないでしょうか? あと思いつくのは、公衆トイレとほとんど見かけなくなった公衆電話ボックスぐらいかも。
連日、教室内の温度は軽く30°をこえているでしょう。こんなに暑ければ、勉強ははかどりません。夏休みの延長か、さもなければ教室にクーラーを取り付けるべきですね。
子ども手当もいいでしょう。高校無償化も続けてほしいです。でも、クーラー設置こそ優先すべきというのが、教員生活ン十年の私的感想です。
昨日の新聞によると、『経済協力開発機構(OECD)は7日、日本や欧米など32カ国の教育状況をデータで紹介する「図表でみる教育2010」を発表した。2007年現在の統計で、教育機関に支出される日本の公的支出の割合は、国内総生産(GDP)比で3.3%と、データのある加盟28カ国の中で最下位になった。』ということです。
経済大国ニッポン、教育費をケチって日本の未来はありませんよ。
いま、講師をしている甲南女子中高校は全室エアコン完備です。生徒のぐったり度がまったく違います。保護者の私学志向が衰えないのも、うなずけますね。