僕の好きな作家のひとりである黒川博行さんが直木賞を受賞しました。うれしいですね(^_^)/ (受賞作「破門」(KADOKAWA)はまだ読んでおりません。文庫になってから読ませていただきましょう(^_^;)
受賞が決まる前、「本の雑誌」4月号で、関口苑生氏の書評はこうでした。
「(前略)文章のキレということでは、黒川博行を忘れるわけにはいかない。彼が生み出す大阪弁の語り、会話の愉しさ、芳醇さは現代日本文学の宝であり、至芸と言ってよい。《疫病神》シリーズの第五弾となる『破門』もまた、相変わらずのキレキレぶりを見せてくれる。」 ちょっと誉めすぎ?というくらいの賛辞ですね。
黒川さんは僕と同い年生まれでもと公立高校教員というのも同じ。しかも登場人物は大阪弁をしゃべるので親しく感じます。
今回候補6度目にしてようやく受賞を決めました。ファンとしては、もっと早くても良かったのにと思います。
文庫化されたものはすべて読んでいます。イチオシは「国境」でしょうか。

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でも、黒木・亀田両刑事、(通称クロマメ・コンビ)のテンポ良い大阪弁の掛け合いがたのしい「雨に殺せば」なども僕の好みです。

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これからも、読み出したら途中で止まらない作品を書き続けてほしいです。