黒川博行氏になま質問(^_^)/

本日、朝日カルチャーセンター中之島教室にて、僕の好きな作家である黒川博行ご本人のお話が聞ける企画「黒川博行が語る創作の舞台裏」がありました。


土曜日の午後、いつもなら連続で何人も生徒さんをお教えするはずではありますが、めったにない機会ですので、わがままを言って勉強をお休みさせてもらいました、スミマセン<(_ _)>

100人ちょっとの会場に、氏は黒っぽいズボンと黒地にきれいな色の細かい模様のシャツ姿で登場。髪は黒く口ひげもかっこよく、65歳には見えない若々しさです。(お写真も撮らせていただきましたが、ご本人の許可を得ておりませんのでアップしません)

オカメインコのマキちゃんと24時間ほとんど一緒にいる。映画好きで年間150本以上は見る、映画は場面転換や台詞が役立つこともある。午前10時すぎに起床、午前3時頃就寝。午後3枚、夜3枚程度原稿を書く。作品にテーマはない、読者がおもしろいと思うかどうかを考える。小説書くのはつらいです、書き終わっても解放感はありません。けんかアクションシーンはむずかしく何回も書き直す。取材は克明に行います。」など、いろいろお話しくださいました。

なんの気取りや衒いもなく、ユーモアを交えざっくばらんに話される氏に、さらにファン度が上昇しました。直木賞の賞金で、奥様(会場に来られていました)に車を買われたそうです。

「いま関西弁で小説を書いているのは、僕か田辺聖子さんくらいでしょう。売り上げを考えれば標準語で小説を書いたほうがいいことは分かっているが、そんなことをしようとは思わない。」と、田辺聖子さん好き関西弁好きの僕にはうれしいことも言われていました。


質疑応答の時間で、僕の「好きな作家は?」の質問に対し「なかなか時間がなく、いまはほとんど読まない。昔はよく読んでいました。エルモアレナードなんかは好きです。」との答え。う〜ん、やっぱり。なんとなく作品の基底に通じるものがありますもんね。(僕もエルモアレナード好き)


サイン会では、受賞作「破門」と新作「後妻業」にサインしてもらいました。

「お写真を撮ってもいいですか?」と厚かましくもお願いすると、渋る主催者をかわして「どうぞ、どうぞ」。その上「ご一緒にも撮りましょう」と、うれしいことに僕と並んで写真に収まってくださいました。おかげでアルバムのちょっと自慢の一枚となりました(^_^)v