教科書の復習にひたすら取り組んでいるH君、「数学1」から始めてとうとう「数学III」の最後にたどり着きました。
ところが、最後のページ「演習問題B」の最後の問題で手こずっています。
キノシタ「では、巻末にあるヒントをちらっと見て考えましょう」とアドバイス。
しばらくしてから、H君「先生、教科書のこのヒント間違ってませんか?」
「え〜っ!なにを言うてんねんな、天下の数研出版の教科書やで。文部科学省検定済教科書って表紙にも堂々と謳ってるやろ。間違うはずがないがな、きっとキミの間違いや〜。ちょっとそのヒント見せてくれる。教科書が間違えるはずが…………。ほんまやぁ〜!キミの言うとおり教科書間違てるやんか!!」と、「痛快!明石家電視台」(MBS毎日放送)的展開となりました。
↑(赤色がまちがい部分。2cosθは誤、正しくはcos2θ)
キノシタ「教科書の間違いを発見したってH君すごいなぁ!さっそく数研出版に知らせよ!」
「なにかもらえますかねぇ?たとえば図書カードとか……」
「今まで、ぼくも何回か参考書や問題集の間違い・ミスプリを知らせてきたけど、数研出版は意外としぶちんでな、お礼のはがきが送られてくるだけやな」
「がっくり」
「でも、大手柄にはまちがいないよ!」
翌日、念のためこの教科書の新しい版をチェックしたら、きちんと訂正されておりました。
がっくり。