仕事はじめ

このブログを見てくださるみなさん、あけましておめでとうございます。

我が家は、浦和に住む娘家族が年末から帰ってきてくれて、にぎやかで楽しいお正月です。それでも、きょう私はお仕事開始。

午前中は受験生を4時間、午後からは中学生の女子でした。

この女子生徒Sさんは中3生ですが、小中高大一貫校生なので受験生ではありません。ふつうは、新年2日から勉強なんてしませんね。

とりわけSさん、半年くらい前までは、勉強嫌い。なんとかしてできるだけ勉強から逃れられないか、と思っているタイプでした。ですから、年明け早々2日から勉強なんて、とんでもないことだったのです。

でも、今年は今日もあした3日も、そして1日挟んで5日も僕と勉強する!とセンター試験受験生なみに意欲的です。

なんだか不思議ですね。でも、この仕事を長く続けていると、勉強嫌い(と見える)のどんな生徒さんにも、やる気になるときが必ず訪れると経験上知っているので、驚きません。時期が来れば必ず花が咲くのと同じです。

大切なのは、目先の結果を追い求めて、子どもを追い立てないことです。植物に必要だからと、水をジャブジャブ浴びせて、日光を強烈に当てて、肥料を山のようにやれば、見事な花が早く咲くかと言えば、決してそんなことはありませんね。

キノシタの場合、成績の悪い生徒さんを指導するにあたって最低限守るべきは、数学を嫌いにさせてしまわないことです。伸びるはずの芽を摘んでしまわないことです。

基本を大切に、気長に根気強く指導を続ければ、遅かれ早かれいつの間にかやる気になり、成績が少しずつ上がりだします。

昔は人生50年と言っていました。いま人生は80年以上です。そんなに慌てなくても大丈夫なんです。