≪2016年私的ベスト1≫

2016年も今日でおしまい。午前中3時間の勉強で、仕事納めです。世の中は大きな動きがあった1年でしたが、私自身は充実した年でした。とくに、K君が第一志望校の兵庫医科大学に合格してくれたことが、ベストワンな出来事でした。

恒例として、それ以外にも、この一年を私的に振り返ってみました。

★映画部門
 『マイインターン
 今年最初に観た映画でした。寒い中、阪急電車売布駅そばの小さな映画館まで足を運んだかいがありました。いままで体験したことのない高齢化社会の出現。多くの隠居しない・できない高齢者が、社会の中でどのように振る舞えば良いのか、そのロールモデルがまだ確立していないように思います。ロバートデニーロ演じるこの映画の主人公は、私が求めるシニアの理想像に近いです。

なお、chemiさんのHatenaBlogに良い紹介記事が書かれています(http://chemi-mizuki.hatenablog.com/entry/2015/10/22/100000)

 次点:『ちはやふるー上の句』
 仕事の合間の空白時間、飛び込んだ映画館でたまたま見ました。アイドル映画はそのヒロインの魅力をうまく引き出せればそれで成功です。この映画の主演広瀬すずさん、とても愛らしく輝いていました。


★美味しい部門
 『ラッフィナート』(芦屋) 
ことしディナーに2回行きました。何度行ってもうっとり幸せな気分になって帰れます。

 次点:『Pleinの2階』
 いちばんお気に入りのケーキ屋さん[plein](芦屋茶屋之町)その2階にチョコ専門店ができました。席数はちょっとですが、イートインもできます。チョコはもちろんアイスも美味しかったなぁ。(1階のケーキ部門。ながらくクリスマスケーキ販売を中断していましたが、今年は再開。でもやっぱり、とっても疲れるので来年はまた止めるかも?ということです)





★びっくり部門
 『浜田宏一「量的金融緩和が効かなくなっている」発言』
 いわゆるリフレ派の提唱者でありアベノミクスの理論的支柱(内閣官房参与)であるエール大学名誉教授の浜田宏一氏が「QE(量的金融緩和)が効かなくなっている」「学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなくてはならない」と発言。
 ○○教の教祖様が、突然「この教えは間違っておりました、私はこの信仰をやめます!」と言ったのに等しい。屁理屈を捏ねず、悪あがきをせず自説の誤りを認めたのは学者として潔いかも。しかし、この方の教えを信じてきた安倍政権・黒田日銀の金融経済政策は、きわめて危険な状態に陥りつつあるのでは?


★旅部門
 『星のや』(軽井沢)
すでに6月のブログで書いたとおりです。今までで、いちばん居心地の良い宿でした。再訪したいです。


★本部門
 『図書館の魔女』(全4巻)
ジュンク堂芦屋店のYさん(※注あり)のお薦め。題名からは想像もできない壮大な物語。いやぁ、本を読む醍醐味を味わえました。全4巻一気読みでした(^_^)v

図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)

図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)

※注:芦屋ジュンク堂書店Yさん
このごろ、スマホを見ながら歩く大人は大勢見かけます。でも、ハードカバーの本を読みながら歩く大人は皆無ですね。

ある日、JR芦屋駅付近で一心不乱に本を読みながら改札口に向かってズンズカ歩いている若い女性に遭遇。まるで、薪を背負っていない女性二宮金次郎のようです。危ないです。でも、ちょっと新鮮。その女性、なんとジュンク堂芦屋店でよくお見かけする店員Yさんさんでした。

歩きスマホならぬ歩き読書をするくらいですから、彼女はとっても本好き。キノシタにときどき本を薦めてくださいます。今までは、書評コラムや月刊「本の雑誌」などで読む本を選んできました。でも、どうしてもジャンルが偏ります。Yさんから、この1年、僕の選択肢以外の本をいろいろ薦めてもらえました。これからも楽しみです(^^)/