英語学習の大きな課題、それは英単語の暗記です。僕の学生時代は、赤尾の通称「豆単」(旺文社)から森一郎「試験に出る英単語」(通称しけ単 青春出版社)に大きく流れが変わり「しけ単」大ブームでした。
今の受験生は「ターゲット1900」(旺文社)「速読英単語」(Z会)「システム英単語」(駿台文庫)が御三家のようです。
受験生のH君、予備校で「ターゲット1900」のテストが毎週あります。数学だけでなく、その暗記のお手伝いもしております。
- 作者: 宮川幸久,ターゲット編集部
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2011/11/23
- メディア: 単行本
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「ターゲット1900」の主な構成は、見開きの左頁に見出し語(英単語)とその意味。右頁に例文とその訳文、となっています。
たとえばP20。
左頁に「agree 意見が一致する」
右頁に「I agree with the idea that doctors should do their best to help patients. (慶応義塾大)」「医師は患者を助けるために最善を尽くすべきだという考えに私は同意見だ。」と、実際の入試問題からひとまとまりの例文が書かれています。
Part1(常に試験に出る基本単語800) とPart2(常に試験に出る重要単語700)は、このスタイルです。
ところが、Part3(ここで差がつく難単語400)はがらりと変わります。左頁は同じですが、右頁の例文は、文でなくなり短いフレーズだけになります。
たとえばp472。
左頁に「retrospect 回想」
右頁は「in retrospect (過去を)振り返ってみると」
たったこれだけ!
短いと言えば短いが、あまりの素っ気なさではないか。
難単語を最後までペースダウンせず学習できるように例文を短いフレーズにした、との編集方針のようです。
これって「システム英単語」の「ミニマルフレーズ」の方法と同じなのでは? 「英単語ターゲット1900」が最後には「システム英単語」の軍門に下ったかのようです(^_^;)
それならはじめから「システム英単語」で単語暗記をしたほうが効率的じゃないか、とH君は言っております。
- 作者: 刀祢雅彦,霜康司
- 出版社/メーカー: 駿台文庫
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: 単行本
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僕は、Part3も、Part1やPart2と同じスタイルで一貫して欲しかったなぁと思います。