忍び寄るコロナ

連日のコロナ報道、どこか他人事の感がありました。しかし、私の住まう地域の公立高校でクラスター発生!のニュースで、一気に警戒警報が頭の中で鳴りました。

兵庫県立御影高校(神戸市東灘区)で教職員10人と3年生3人の計13人が新型コロナウイルスに感染し、18日まで学校を閉鎖。コロナ感染を理由に、兵庫の県立高校で学校閉鎖となるのは初めてです。

県教委によると、ほかに教職員18人、3年生4人が濃厚接触者、感染者を含めると計28人の教職員が療養や自宅待機となるとのこと。おそらく、職員室で感染が広がり、先生から生徒に伝染したのでしょう。

恐れるのは、もし私が感染していることに気がつかず、家庭教師先の生徒・ご家庭に感染させるのではないかと言うことです。

あるいは、無症状の高校生のような若い感染者がほかにも潜在していて、学校以外(たとえば塾や予備校)で他者と長時間過ごしているのではないか、そこからジワジワと広がるのではないか、ということです。

先月下旬から、県内の1日当たり新規感染者数が急増しています。神戸大病院の宮良高維氏は、兵庫の医療体制を「危機的状況の入り口」と指摘。「最悪、1日数百人の感染が確認される事態になるかもしれない」「兵庫はこれまでで最も危険な状況だ。一定の比率で感染者が重症になるのは間違いなく、重症化しやすい70代以上の死亡率は、国立感染症研究所の8月1カ月間のデータで8.1%に上る。これだけ高齢者の致死率が高い感染症はほとんど聞いたことがない」と、いまの状況をきわめて深刻に捉えています。

さいわい、私の場合、対面で行ってきた期末考査対策の指導が終り、予定どおりオンライン授業に切り替えることになり、感染のリスクを減らすことができてホッとしています。