帰ってきたI君

大阪教育大学附属中学から同高校への内部進学を果たしたI君。2月で指導の役目を果たし無事終了。ご両親からは、ていねいに感謝の言葉をいただきました。

 

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 「高校入学後は競争心を持たせるため、個別でない塾に行かせて切磋琢磨させます」とのこと。
ところが先日、久しぶりにI君から「いまの塾があんまり合わないので、またキノシタ先生に習いたい」と電話がありました。聞けば、数学の1学期末考査がまさかの赤点! のんびり屋さんのI君も、さすがにヤバいと思ったのでしょう。
わたしの数学指導は、教科書をすみずみまで完全に理解し、どうしてそうなるのかを他の人に説明できるレベルにする。教科書の例題や問、練習問題、章末問題などをスラスラ解けるようになるまで練習する、というとても地味な方法です。
ですから、どうしても宣伝のじょうずな塾や予備校などに心が奪われますね。いままでも、数学の勉強を私からいったん離れて、また戻ってきた生徒は何人もいます。I君もその一人になったわけです。
切磋琢磨、「仲間同士で励まし合い、競い合う」の意味もありますが、「学問や道徳・技芸などを磨き上げる」という意味もあります。ひとりで勉強できるようになるまで、自分自身で切磋琢磨してくれるとうれしいです。