先月末、「ジュンク堂書店」芦屋店に行ったときのことです。
高校参考書の数学コーナーで、学生二人が難しい顔をして本を見ています。どうも困っている様子。
僕がしばらくほかの棚を見て回っても戻っても、まだ考え事の最中みたい。
おせっかいおじさんがわけを聞くと、円の接線と弦とのなす角に関する定理(接弦定理)の理由がよく分からないとのこと。
「ぼくは二等辺三角形を作ってざっくり説明するけど、教科書にはちゃんとした証明が必ず載ってますよ」
『えっ、ほんとうですか? 教科書にそんなん書いてるんですか。知らなかった!教科書ってめったに見ないですから。』
............. 教科書から ............................
残念ながらここには教科書は置いていないので、証明が載ってそうな参考書を探したら、坂田アキラさんの本にていねいな解説がありました。
「でも、どうして定理が成り立つのか知りたいと思うのはいいことです、感心! 定理は丸暗記してどんどん問題を解けばいいと思いがちなのに」
『塾はそんな感じで、説明無しで公式などを覚えさせて参考書の問題を解いていかせます。』
『まるで、T田塾みたいやね。』
「えぇ!よく分かりましたね、いまT田塾に行ってます。」
授業は一切しないかわりに学習管理をキッチリなさるT田塾。どんな方法で接弦定理を説明されるのかな?
............. キノシタのざっくりした説明 .......................