世界的に有名な建築家である安藤忠雄さんが、朝日新聞の夕刊「人生の贈りもの」(6月8日)に、こんなことを書いておられたのでご紹介します。
『このころ強烈な印象の残る先生たちと出会いました。まず中学の数学の先生ですが、教える情熱のあまりチョークが飛んでくる、スリッパは飛んでくる、往復ビンタは飛んでくる。その先生が「人生に美学があるように数学にも美学がある」と教えた。工業高校に進むと担任の先生がまた数学で、この2人の先生の影響が大きい。建築の美というのは数学です。目をつぶって唐招提寺の形を思い起こすと、その向こうにぼーっと幾何学が浮かんでくる。』
「数学にも美学がある」…いい言葉ですね(^-^) 単に受験のための数学だけでなく、数学の美しさのほんの一端でも若者に伝えられるような家庭教師でありたい、とあらためて思います。