すぐに錆びる数学の英語表現

大学では一般的になっている海外留学が、高校や中学でも広まっています。私立中学高校の募集パンフレットには、留学制度の充実ぶりを売りにしているものも多くなりました。
そういえば、甲南高校1年のK君は年末からカナダへ1年間、明星中学3年のA君も3ヶ月間海外に短期留学いたします。

グローバル教育がどんどん進んでいます。

私の生徒には、日本人でない親を持つMさんやIさん(二人とも神戸市立葺合高校国際科)、Kさん(私立S高校:KADOKAWA系列)、日本人だが生まれたときからアメリカで育ち日本語よりも英語のほうが分かりやすいYさん(県立芦屋国際高校)がいます。

英語が分からなくても、数式は有難いことに万国共通。式やグラフなどを見ればたいてい理解できます。

それでも、英語の意味を理解したり逆に英語で表現する必要がたまに生じます。これがとっさには出てきません(^_^;)

たとえば、
<各項に共通な因数mがあるので、かっこの外にくくり出します>
という因数分解の簡単な表現も、式で示すのはすぐにできますが、文としてはパッと出てきません。

そんなとき、私の助けになっているのが次の3冊です。

「英語で解く算数」(三修社

「英語対訳で読む算数数学入門」(じっぴコンパクト新書)

「数学版これを英語で言えますか?」(ブルーバックス

甲南女子高校で教えていたときには、留学生用に英語でプリントや試験問題を作っていたのに、

eisuukinoshita.hatenablog.com

使わないでいると数学用英語表現力はあっという間に減衰してしまいました。

これを機会に、回復させましょう。