「本の雑誌」に連載されていた坪内祐三さんがお亡くなりになったとき(2020年1月13日61歳、心不全)、2ヶ月後の「本の雑誌」2020年4月号は、坪内氏の追悼号でした。
同じく同誌に連載していた西村氏賢太氏、今年の2月5日に急逝されました。
しかし、4月号には追悼記事はなにもなし。さらに、5月号にもありません。
このまま追悼号は組まないのか、と思っていました。「本の雑誌」ちょっと冷たいじゃない?という気もしていました。
ところが、先日発売の6月号。
特集は「結句、西村賢太」。
全198ページの約半分、89ページが西村賢太氏の記事。
巻頭のカラーページもいつもの倍以上、その全てが西村賢太関連。
「本の雑誌」やっぱり義理堅く熱い雑誌でした。