「モンティ・ホール問題」教科書に登場

東京書籍の高校数学教科書「数学A Advanced」に目を通していてビックリ、巻末のアクティブラーニングの題材の一つとして「モンティ・ホール問題」が取り上げられていたからです。

 

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問題は
「挑戦者にとって、最初に選んだドアを変更する場合と、変更しない場合とでは、どちらが有利でしょうか?」
です。

元々はアメリカの雑誌「パレイド」にある「マリリンにきいて」というコラムに、1990年メリーゴーランド州の読者から送られてきた問題だったようです。

頭脳明晰なマリリン・フォス・サバントが導き出きだした結論「自動車が当たる確率は、変更すれば2/3、そのままなら1/3」は、我々の直感「変更しても1/2、しなくても1/2」とは異なっています。当時の多くの人々(数学者など科学者も含む)も、彼女の結論に異議を唱えてたそうです。


4月10日、マーク・ハッドン「夜中に犬に起こった奇妙な事件」を紹介した記事で
https://eisuukinoshita.hatenablog.com/entry/2019/04/10/000000
「僕にとっては、なかなか数学的な本だった」と感想を書きました。

たとえば、この本のP108に、この「モンティ・ホール問題」が取り上げられています。そして、主人公クリンストファー・ジョン・フランシス・ブーン少年が、正しい答とその理由を丁寧に説明しています。

多くの推理小説を読んでいますが、「モンティ・ホール問題」に触れた本はありませんでした。そういう意味でも「夜中に犬に起こった奇妙な事件」は、なかなか数学的な本でした。