書くことは大切!

「今回、よくがんばったね!」とか言いながら、生徒とたまに握手します。よく勉強した子の手は、なんとなくよく勉強した子の手になっている気がするのです。これはほんとに感覚的なもので、うまく文字で表現できません。


もっと端的な例は「ペンだこ」です。継続して熱心に勉強している子の指は、鉛筆の当たるところの皮膚がかたくなっています。はっきりペンだこになっていることもあります。パソコンのキーボードをたたくことが多くなって、昔に比べて書くことが減っています。でも、勉強は書くことが大切ですね。



瀬下譲さんの『超基礎早わかり英文法』(中継新書)の冒頭に、こんなことが書かれています。

早わかり超基礎英文法 (中継新書)

早わかり超基礎英文法 (中継新書)


≪「単語力がない、不安だ」と僕のところに相談に来る人たちは、まず手を見せてもらうことにしているんです。…(中略)…。とにかく手を触って“ペンだこ”があるかどうか、見せてもらうと、ほんとにできていないんだよね。「単語力がない」と不安を訴える人に限って、ペンだこができていない。つまり書いて覚えないんだ。僕は年間30本くらいはボ−ルペンを消費しないと、志望校には届かないと思う。≫

難関大学に合格した生徒たちは、みんなよく書いていたなぁ、と思います。