注目の新課程初のセンター入試、なんと数学2Bの平均点が39点!史上最低でしょう。
数列の問題に手こずった受験生が多かったようです。
でも、それだけでは平均点が40点を下回らないでしょうね。数列以外に、微分係数の定義を試す問題など、
あまりセンター試験臭くない問題が出題されたのが原因です。
おそらく成績上位層はいつも通りの高得点で、中間層が総崩れ状態になったのだと推測します。
センター対策に特化した練習をくり返し行っていて、裏技的テクニックもしっかり身につけて臨んだ人が、見事に期待を裏切られたといえます。
出題者が受験生のセンター用訓練を嫌い、数学の本来の力を少しでも測ろうとマークシート方式の制約の中で工夫して出題したのが、今年の問題だと思います。
当ブログでも注意してきたように、センター試験直前といえども2次対策の勉強を止めるべきではないということを、あらためて認識した2015年センター試験(数学)でした。