「桂吉朝一門会」(ピッコロシアター)へ

落語会に行ってきました。場所は塚口のピッコロシアターです。ここを訪れるのは久しぶり。

大昔、桂米朝さんやそのお弟子さんが、ここでよく独演会をしておりました。米朝さんのご自宅が塚口から一駅の武庫之荘にあったからでしょうね。


来年は、桂吉朝さんの13回忌。ほんとうに良い落語をされる方でした。正統派です。米朝さんが、枝雀さんや吉朝さんが若くして亡くなったのを嘆いて「うまい奴から死んでしまいよる」と言ったとか。

落語以外に印象に残っているのは、大昔、暮れのオレンジ寄席(阪急ファイブのオレンジルームで毎月開催)で余興の出し物として、吉朝・都丸(いま塩鯛)・む雀さんの3人で宮川左近ショーの物まねをしたものです。初めて見たので意表を突かれ、大笑いするやらその完成度に感動するやら。米朝さんも「あのくらい熱心に、落語も稽古したらええんやがなぁ」と褒めて?いたらしいです。

また、私が高校の野球部の顧問をしていたとき、西宮(だったかな?)の浜の野球場で、対戦相手の高校の応援に来ていた保護者の中に吉朝さんがおられるのに気がつき、思わず「大ファンなんです!」と、いっしょに写真を撮らせて頂きましたのもいい思い出です。まだ、駆け出しのころだったのですが、その当時からうまい落語をするなぁと感心していたのです。

きょうの一門会で、お弟子さんたちの立派に育っている姿を見られて、うれしい気持ちで帰途につきました。