蓮香楼(香港)食べ納めの旅(4)

今朝も早くに[蓮香楼]に向かいます。街路はまだお掃除が済んでいないので、汚れております。

一番乗りかと思ったら、もう数人が席に着いていました。

しばらくすると、日本語を話せるおじさんが定席へ。
僕に「これも名物だからぜひ!」と勧めたのがカステラよりも蒸しパンにちかい茶色の馬拉糕(マーライゴウ)です。


やさしい甘さで素朴な味わい、おやつにも食べたいです。「どうだ、おいしいだろう。まぁ、ぼくは甘いものが苦手だから食べないけど……」とおじさんニヤリと笑ってました。
朝早くから毎日来る日本人は珍しいのか、給仕のおじさんもお勘定場の女将さんも顔を覚えてくれているようです。

今日はトラム全線制覇であります! とにかく安い。距離に関係なく1回約40円! 2階の先頭座席に陣取って、秋風を浴びながら香港の街を堪能できます。


西端の終点「堅尼地城(Kennedy Town)」まで揺られて、いったん降ります。こんどは「北角」目指して東向きのトラムに乗り込みます。「北角」には線路ぎりぎりに市場が並んでいて、面白い場所です。ここで降車。いろんなお店を見て回ります。豚足をぶら下げているのが日本と違います。


以前は、ケージに入れられた生きたニワトリが、店先でたくさん売られていたのですが、今は目にすることがなくちょっと寂しいです。

またトラムに乗って、東の終点「筲箕湾」を目指します。香港のトラムは、運転席が前後にはありません、前だけです。したがって、終点では円状のレールを一回りして方向転換します。運転士さんは、この緑の小屋でしばしの休憩かな。

お腹が減ってきたので、ここで昼ごはんを食べることにします。さて、どこにするか? 予備知識は全くなし。勘に頼るしかありません。「旅先の一食はギャンブル メシ次第で旅は台無し… 果たして何を頼むのか?」(『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂』BS朝日で放映:ヒロシが旅人)のキャッチコピーそのもの。

飛び込んだお店は「新鴻峰餐廳」。選んだのは4つあるランチセットの4番目のもの。コーヒーはダメでしたが冬瓜のスープが美味!おかずもおいしい味付け。これで500円はお得です。



帰りのトラムで途中下車。窓景で見つけていた「三聯書店」に立ち寄りました。店内、人が多い!どうやら記念特別バーゲン期間のようでした。


映画で見た「Bridget Jones's Baby」を購入。

Bridget Jones’s Baby: The Diaries (Bridget Jones's Diary)

Bridget Jones’s Baby: The Diaries (Bridget Jones's Diary)

あとはホテルに帰ります。ホテル隣接チョコレートで有名な[Venchi]のお店でジェラートを食べてみます。これがすばらしくおいしい!! くぅー、毎日食べておけば良かったと後悔です。


ホテルでシャワーを浴びて、晩ごはんは、ちょっと豪華にインターコンチネンタルホテルの[欣圖軒]で食べることに。夜景が美しいです。お金持ちが多いのでしょうか。子豚の丸焼きが、あっちこっちのテーブルに運ばれていました。子豚さん、かわいそう(^^;)


お腹がいっぱいになって、ホテルに戻りました。あしたは最後の蓮香楼です。