三角形の交点の位置ベクトルを暗算で(2)

そのインチキ解法とは、内分点の比の値をそのまま利用するだけの方法です。

たとえば、数研出版の教科書の「応用例題3」なら、こんな具合です。

東京書籍の教科書「例題2」ならこうです。

第一学習社の教科書「探究例題11」の場合は、

このままではうまくいかないのです。一手間かけて、両サイド \overrightarrow{a}\overrightarrow{b} の、下半身(?)の数字を同じ数字「2」に揃えます。

このようにして、内分点の比の値を簡単に組み合わせるだけで  \overrightarrow{op} の位置ベクトルが求められます。

馴れれば、暗算で求めることができてしまいます。