中間考査が終わって、結果が分かるころとなりました。
今回、いちばん成績が伸びたのは中学2年生のH君です。
英語や歴史は上位の成績なのですが、数学や理科が苦手。平均点に届かないこともありました。
中学1年生の時は、彼の中学受験の指導に当たられていた家庭教師が数学を引き続き指導されていました。しかし、なかなか成績が伸びなかったからか、2年生になって私を依頼してくださいました。
覚えることが得意なH君、数学も理解するよりとにかく解き方を暗記してしまおうとするので、点数が伸びないということが分かりました。
そこで時間的余裕のある夏休みにたっぷり時間をとって、2学期に習う部分の教科書を1行1行ゆるがせにしないで理解するように進めていきました。例や問、例題や練習もすべて解きました。
たとえば2次方程式の解の公式も、公式そのものを覚えるのではなく、なぜそうなるのか自分で公式を作れるようになるまで、10回以上指導しました。公式はおぼえて、それに数字を当てはめて答さえ出ればいい、という認識を変えたかったからです。
そのような、数学の学習スタイルが功を奏したのでしょう。今回の中間考査、幾何分野は平均点を15点上まわり、代数分野は21点も上まわる好成績でした。
僕が教え始めてから約7ヶ月、数学に対する苦手意識をすこし変えることができたと喜んでいます。