「両負の相加平均・相乗平均の関係」を使う

このブログの2019-04-06のタイトルは「両負の相加平均・相乗平均の関係」でした。

「このことは、案外どの参考書にも書かれていません。でも、たまに役立つことがあるんですよ」・・・・・・そんな実例がないか探していたら、「スタンダード数学演習IAIIB(受験編)」(数研出版)の「例題5」にありました。 

2018 スタンダード数学演習1・2・A・B 受験編

2018 スタンダード数学演習1・2・A・B 受験編

 

【例題5】 

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数研出版の解答は、実数条件に言い換える方針で、以下の通りです。

【解答】 

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これを、相加平均・相乗平均の大小関係を用いる別解をキノシタは考えてみました。

【別解】 

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どちらが分かりやすいかは人それぞれですね。

ただし、穴埋め形式の入試問題では、後者の解法がより短時間で解答できるのではと思われます。

 その実例が、関西大学2018年度後期入試の問題です。また日を改めてご紹介いたしましょう。