今年の共通テスト数学ⅠAは……???

昨日、共通テストの数学が実施されました。

問題が公表されたので、数学ⅠAを解いてみました。

例年は、制限時間の8割~9割の時間で解き終えます。(受験生は5問中4問を選択して解きますが、私は仕事がら5問全問解きます)

ところが今年は、恥ずかしながら制限時間70分をほとんど使いました(^^;)

原因は、第2問のデータの分析です。時間を相当割かれました。

細かい散布図は、老眼で近眼の私には、まるで視力検査。

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それに相関係数の計算。

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           \genfrac{}{}{}{0}{735.3}{39.3×29.9}\quad

ハァ~? こんな計算させるのはなんのため???

3以外の最大公約数が埋め込まれていてパッと約分できるはず、と探ってみても見つからず。

29.930.0として近似値計算する誘惑にかられましたが、解答欄は小数点第2位まであり、小数点第3位の値が左右します。

仕方なく

           \genfrac{}{}{}{0}{245.1}{13.1×29.9}\quad

を筆算しました。トホホ

計算しつつ、出題者は受験生のどんな数学の力を見たいのだ? 来年からはSATのように電卓持ち込み可になるのか?と毒づいておりました。

受験生の感想も気の毒というか悲惨なものが多いです。

「泣き崩れる人多数。お通夜状態」
「難化レベルの話じゃない。グロテスク」
「隣の人共通テスト数学1Aの問題破ってて草」
「何を解いたかすら思い出したくない。」
「隣の女の子共通テスト数学1A終わったら突然泣きながら帰り出した」

近年のデータを見ると、2010年に数学ⅠAの平均点が48.96点で最低。
私の予想では、これをさらに下回る平均点になりそう。ひょっとすると40点前後かも。
多くの受験生が挑む共通テスト数学として、作問の是非が問われる2022年だと思います。


さぁ、しばらく休憩して、数学ⅡBに取りかかろう。