6時半、長岡駅到着。改札口を出ると駅舎にはスターバックスや無印良品もあって、人もずいぶん多いです。今までの北陸の駅とちがって、にぎやか。そのまま駅ビルを歩いて2分ほど、今日泊まる「JR東日本ホテルメッツ長岡」に着きました。
荷物を部屋に置いて、今日の目的地「喫茶モカ」に向かいます。
このお店を知ったのは、たまたま見たTV番組「オモウマい店」。
(https://025.teny.co.jp/gourmet/2022-02-11-omouma)
(https://osumituki.com/event/omoumai/167765.html)
(https://tararira.com/omoumai-moca/)
とにかく、出てくる料理の量がでかすぎる。パフェ(通称オバケパフェ)も、数人がかりでも食べきれない!
それだけでもインパクト大ですが、大将のキャラクタも濃い。大勢のお客の接客と調理をほぼ一人でこなし店内をせわしなく動き回り、下肢にはヒラメ筋くっきり。
声は大きく明瞭多弁。髪はふさふさ黒々(染めてないそうです)とにかくエネルギッシュ。若く見えるが60歳代かな、と思って番組を見ていたら、なんと85歳。もうビックリです!
「おひとりで切り盛りされているんですか?」と番組スタッフが大将に尋ねると「手伝いの若造がいますよ」とのこと。てっきり大学生のアルバイトでも登場するのかと思いきや、写ったのは、腰が曲がった白髪の老人、72歳。まぁ、85歳からすれば若造と言えなくもないですが、お二人の対比がおもしろい。
この番組を見て以来、元気な85歳を直接見てみたいと思うようになっておりました。
「モカ」は、駅から5~6分の所。まわりも飲食店が並んでいて繁華な場所です。
お店に入ると「神戸の方ですか?」といきなり聞かれました。「お待ちしておりました! 遠くからありがとうございます。どうかゆっくりしていってください」と大歓迎。
数日前、定休日や営業時間の確認をしていたのを覚えておられたようです。
昭和レトロ感あふれる店内には、子連れグループとサラリーマン2人組。
この2人組、入店したとたんに「神戸の方ですか?」と言われたそうです。
上司らしき一人は尼崎出身で、いまは大宮を拠点に営業の仕事で長岡に来ているとのこと。
「注文を間違えてはいけませんよ。とにかく食べきれません。エライ目にあいますから、、、」とにこにこ顔で私に忠告。
2人がかりでも食べきれなかったピザは、サランラップに包んでもらって帰って行かれました。
私は無難そうなカツカレーと珈琲。味にはしょうじき期待していませんでしたが(失礼)、洋食屋さんのおいしいカレーで、たっぷりな量を食べきれました。大満足。
名物のパフェをこの目で見てみたいですが、一人ではムリ。
ところが運良く、子連れグループが注文なさったようで、厚かましく写真撮影をお願いすると「どうぞ、どうぞ」と快諾してくださいました。
大将がしゃべりながら、次から次へといろいろトッピングしていきます。みんな大喜び。楽しい雰囲気が店内に広がります。
TV番組中「その元気の秘密はなんですか?」と質問され、間髪を入れず大将ハッキリひとこと「スケベ」。テレビの前で私、ひっくり返りました。
ほんとかもしれませんが、いちいち元気の秘訣を説明するのが面倒なので、この一言で片づけているのでは、と思います。
お客に楽しんでもらいたい、もっと喜んでもらいたい、その気持ちが85歳の老人を生き生きとさせている、そんな印象をお店で強く感じました。
大将と2ショットの記念撮影もしてもらえ、ホテルに向かいます。
あしたは、東京です。