原理はシンプルなんです。 の値とそれに対応する
の値を求めて、それらをプロットする、というグラフの原則に沿ったものです。
そのための4段の作業表を作成していきます。
例として、前回の青チャートの問題
を考えましょう。
まず、1ステップで
が、
、
、
、
、
となる、表を書きます。
2ステップで、それに対応する の値を書き込みます。
ここは、簡単な計算をする必要があります。( の値は等差数列なりますよ)
3ステップで、
の値を書き込みます。
は、
、
、
、
、
、
ですから
の値は、必ず 0 か、1か、-1 のどれかですよ。
最後の 4ステップで、3ステップの値を2倍した値を最下段に記入すれば、全4段の作業表は完成です。
あとは、この作業表の一番上の の値と、一番下の
の値の点をとって、
それら 6つの点をなめらかな曲線でつなげれば、できあがりです。
なお、 軸との交点(
)は記入しておくべきです。
表作成の2ステップ目が、計算をする手間がかかります。でも三角方程式を解くよい練習になるのでがんばってください。等差数列になるはずだと思って、チェックするとよいでしょう。
表作成は、馴れれば機械的で簡単ですし、グラフは1本だけでごちゃごちゃせずスッキリ描けると思います。