香港2日目

今回、香港の楽しみの一つは、前回とても気に入った[蓮香楼]を再訪すること。今朝、早く起きて出かけました。


ホテル横の九龍公園(フラミンゴもまだ寝てます)を横切って、地下鉄「尖沙咀」駅から「中環」へ。(東京以上に人が混雑する香港の地下鉄も6時半頃はまだ無人状態)

「中環」で乗り換え「上環」下車。そこから坂道を上って10分もかからず到着です。嗚呼![蓮香]の看板がなつかしい(^_^)/


入り口からまっすぐ奥へ、前回座ったテーブルに向かいました。朝早いので、テーブルには先客が4人、まだ満席ではありません。


お茶は龍井茶にしました。まわってくるワゴンおばさんから腸粉とはじめて見るものを選びました。中身を経木のようなものでくるんであります。

同席したおじさんが「日本人か?」と聞いてくれました。そこから話が弾み楽しいひとときとなりました。おじさんたちの一人が、とても日本語が上手だったのです。日本にすこし行っていたことがあるとのことでした。


このお店にやってくるおじさんたちは一見とっつきにくそうですが、本当はフレンドリーです。僕のカメラを見つけて「せっかくだから写真を撮ってあげましょうか」と言って下さって、美味しいものを食べて喜色満面の私をうまく写真に収めてくれました。(このブログには載せていませんが、あとからこの写真を見た我が奥様「遺影にいいわぁ〜」と太鼓判^^;)



さっきの不思議な一品の経木の部分が固そうなので、食べないで残していたら、「そこも食べられるんだよ、食べたら」と言ってくれました。「北菰滑鶏扎」という鶏肉としいたけに魚の浮き袋を金華ハムを重ねて淮山(経木に見えたもので、山芋を薄くスライスして干した漢方素材の一つ)で巻いて蒸したもので、伝統的な点心だったんです(←菊地和男「香港飲茶読本」(平凡社)からの受け売り)



ホテルに戻ると、もう9時。奥様はホテルに隣接するスタバで朝食したついでに、コーヒーを買っていてくれました。


ホテルから、タクシーで娘の暮らすマンションへ。場所は荔枝角(ライチーコック)です。香港のタクシーはほんとうに安い!バンバン飛ばして20分くらいで千円いたしません。


娘夫婦は以前、九龍公園のすぐ北側に住んでいましたが、子どもが産まれてもう一部屋いるので転居。僕はここは初めての訪問です。前より低い階といっても53階で、高所恐怖症の僕はベランダには出られません(>_<)

お昼は、マンションの下のショッピング街にある[裕湳人家]に入りました。鶏肉をまる1羽蒸し煮したもの、揚げエビワンタン、焼きそば、スペアリブの豆豉ソース風味蒸しを食べました。有名店でない普通のお店なのに美味しい。

お昼ご飯のあとは荔枝角公園へ。平日からなのか、広大な公園にほとんど人がいなくてのんびりできました。とくに「嶺南之風」という一角(といってもかなり広い)が、昔の中国の立派な庭園のようですばらしい。

孫としっかり遊んで、夜は有名な[彌敦粥麺家](地下鉄「佐敦」駅から3分くらい)で、僕は魚の擂り身の団子を入れたお粥、奥様は鮑の入ったお粥を食べました。

。明日からのことも考えて夜は軽めに調整したのです。若い頃はそんなことをちっとも考えず、ガンガン食べていたのに…情けない(-_-;)